胸がときめく釣りの魔法

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子供の頃にやっていた遊びに大人になっても戻る気がしてます。

その一つが釣りだったりするんですけど、これに小学生の時にハマってました。

歯医者さんの待合室にあった釣りキチ三平の単行本を読んでたんですけど

気が付けば自分の家の周りって三平くんのように山や田畑があって、渓流があって
ちょっと行けば湖(っていうかダム湖ね)もあるのでした。

「あれ?ってことは・・・釣りができるんじゃね?」と思い、

お年玉でリールと竿のセットを買ったのが始まりでした。
こんな感じのやつ↓


教科書は歯医者さんの釣りキチ三平のみだったので、まったくもって知識がそれ以上は深まることはなかったんですけど
それでも毎日学校が終わると釣り竿を持って川に行ってました。

気付くと伯父が「使わないから」と釣り竿を持って来てくれたりして
(凄く長い竿だったのでたぶん鮎の友釣りで使うやつだったんじゃないかと思うんですけ)
お年玉で買ったセットと伯父がくれた竿が自分の大事なタックルとなりました。

今思えば、あんな長くて太い竿を持って渓流釣りをしてる人はいないから周りから見たら違和感があったんでしょうけど、
それでも楽しかった。

小学生の少ないお小遣いを全て釣り具に充てるという生活でしたが、
それもまた楽しかった。

中学に入って部活、高校時代は青春真っ盛りなので釣りはしなくなり、

大学に入るとダサ大学生ならではの青春をそれなりに謳歌していたので

しばらく釣りから離れていたのですが、

社会人になり、いろいろと満たされないものが増えて来た時に思い出したのが釣りでした。

ダム湖でのブラックバス釣り、さらにフライフィッシングにも挑戦したりしました。

ただ、特に勉強せずに体当たりで釣りをしていたので、ブラックバスは子供時代に養ったスキルで釣ることができましたけど、
フライフィッシングはダメでしたねえ。

でも、これも結婚して子供に恵まれて、子育てに夢中になるうちにまた遠ざかることになりました。

そもそも釣り具は赤ちゃんや小さな子にはかなり危ないですもんね。

釣り針はもちろんだし、ルアーも見た目はオモチャっぽいのに鋭い針が付いてるしテグスも危ないです。

そんなわけで、子供の手の届かない場所に厳重にしまうことになったわけなんですけど、

子供の手に届かないところに厳重にしまうと、大人も手を伸ばすのが億劫になるものです。

しかも厳重に保管してるので「開けようかな」って気にならないんですよねえ。

そうなると、人はその存在を徐々に忘れて行き、

しまいには完全に忘れて行ってしまうんですね。

 

そして、そんな日常を何年も送るようになっていたのですが、

モノが溢れかえる我が家の現状にいささか業を煮やしていた僕がYouTubeで断捨離の利点を語る動画を見たら見事に触発されてしまいました。

このままでモノに埋もれてしまって本当に大事なものが何か分からなくなってしまう!

Lets’断捨離!


というわけで、胸がときめく生活をするために片付けの魔法的な断捨離に着手したのですが、

クローゼットの奥から出て来たのが

子供の誕生とともに封印した釣り具でした。
主にブラックバス用のタックル。(それ以外は実家に保管中)

引っ越しをしたので、湖にバス釣り行く気にはまったくなれませんでしたし、

人の親になったことで、食べられない魚をスポーツフィッシングという名の下に傷めつける気持ちが湧いて来なかったですが、

あの頃とは住まいが違って、今の自分にはクルマがあり

そのクルマに乗れば海釣りができるんじゃないか?

海釣りならば食べられる魚を釣れるんじゃないか?

っていうか、釣った魚を食べるって子供の時にニジマスでやったけど、めっちゃ楽しかったし、

すげえ美味かったじゃん!

自分で釣った魚を自分で食べるっていうのはすごく健全な気がする。

そんな思いから「バス釣りの道具で海釣りってできないのかなあ」的なことをTweetしたら

「できまっせ」的な返信が来ました。

チヌ(クロダイ)が釣れるらしいとのこと。

上手く行けば他の魚種も釣れるかもしれないというのも調べたら明らかになりました。

これはもう行くしかないでしょ!

さっそくブラックバスの道具を手入れして、釣りに行く準備を始めたのでした。

続く


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